私は驚いて思わず目を見開いた。 だけど、裕の手は相変わらずの温度で私の頭を撫で続ける。 『そっ、そんなことないよ!ゆ、裕の気のせいじゃない?』 「それはない。だって俺、ちゃーんと時計見てはかってたし?」 その言葉に、思わず固まる私。 そんな私に、裕は、 「じょーだん。そこまでしないって。 ただ、最近はる早かったから、今日はちょっと遅いな―って思っただけ。」 と言って、また少し笑った。