ありがとうを今キミに




――――学校


「恋歌おはよう」

「おはよ~んっ♪」

朝からテンション高い恋歌。

恋歌は私の唯一の友達だった。
友達であり仲間である人。

当時全国topのレディース“Butterfly”に入っていた。

私はそこのNo.2で恋歌はNo.3だったからみんな怖がって私たちに関わろうとしなかった。





ミルクブラウンのロングの巻き髪

バッチリ施されたメイク

短すぎるスカート

整った容姿

男に負けない喧嘩の強よさ

私は有名だった。

通り名は“鬼姫”(オニヒメ)



恋歌もかなり有名だった。

金髪に赤メッシュのストレート

灰色のカラコン

綺麗な容姿

バッチリメイク

喧嘩をする姿が蝶が舞っているようだから

通り名は“舞姫”(マイヒメ)



私たちはいつも一緒だった。