月から堕ちたアリス

そこでハッとした。



『ちょっと白兎!!!!』

「シロウサギ??確かにそうだけど、俺の名前はラビ。」

『どーでも良いしそんなの!!』

「ひどいなぁー。」



そう言ってしゅんとた顔をする白兎…じゃなくてラビ。



そんな顔しないでよ…

何も言えなくなるじゃん…



















――じゃなくて!!!!



『そんな顔したってごまかされないんだからね?!』

「…ちぇっ。」



ラビはすぐ普通の顔に戻った。



え、何。

今のは計算??


腹黒っ!!!!


白兎の中身は黒兎だったんだ!!!!



『一体どーいうことなのか説明してもらいましょうか?!』

「何を??」

『とぼけないでよ!!ここはどこ??何であたしは“アリス”だと思われてるの?!ってかそもそもあんた達の言ってる“アリス”って誰な訳??!!』

「そんな一気に何個も聞くなよ。でも…やっぱそうか。」



何やら意味深な発言のラビ。



『何が、そうなの…??』

「戻ってきただけじゃぁやっぱ駄目か。本当に何も覚えてないの??」

『………何の話…??』

「う〜ん…何から言えば良いんだ??」

『いや、あたしに聞かれても…。』

「結論から言うとさ、」



ラビが立ち止まり、あたしもそれに続いて立ち止まる。


ラビはあたしの顔をじっと見てからこう言った。






































「あんたは元々ここ、『ワンダーランド』の住人だったんだよ、アリス。」