月から堕ちたアリス

あたし、ここで死んじゃう…??


ワンダーランドを救えない…??



















――ううん、大丈夫。



ラビとルビーの顔が脳裏に浮かぶ。





ワンダーランドの救世主はもう…あたしだけじゃないよ。

















目の前まで来たスピネルが剣を高く振り上げる。










最後にこれだけは言いたい。





スピネルはあたしに向かって剣を一気に振り下ろした。



























『…大丈夫。2人が生きていてくれるなら…。



――大好きだよ。』



あたしは笑顔でそう口にして目を閉じた。





「―――っ!!」

































………………………。





あれ……??

おかしいな……あたし、まだ生きてる。


いつまで経っても剣が身体に当たる感触がない。










あたしは恐る恐る目を開いた。