―――決勝前。
「スピネルの他の2人…試合を見た限りあの2人もそれなりに強い。」
『結局今までの試合の中でスピネルはほとんど手を出してなかったね。』
「おそらく俺達のときには率先して向かってくる気でいるだろうけどな。」
『やっぱり今回は今までみたいに3対2は通用しないよね…』
「あの片目野郎には俺が行く。だが、白兎だけで2人も抑えられるとは思えねぇな。」
「バカトカゲに言われるのは心底腹立つけど、俺は1人で精一杯だと思う。かと言って、俺がスピネルに行くのも無理があるな。」
『じゃあどうすれば…??』
あたし達は考え込んだ。
3人よれば何とやらとは言うけれど、一向にいい案が見つからない。
「3人とも悩んでるみたいだね〜。」
「「『フラット。』」」
フラットがやって来た。
「とりあえず決勝進出おめでとう。君達すごいな。まさか本当にここまで来るとはね。」
「当たり前だろ!!」
「俺達はアリスの記憶を取り戻してハートの女王と戦わなくちゃいけないんだから、こんなところで負けられないよ。」
『…けど、次どう戦えばいいかわからなくて…。』

