月から堕ちたアリス

「…で、この2人が出発するにあたって僕から1つ提案。」



リットが手を挙げてそう切り出した。


そしてルビーを見る。



「………な、何だよ…??」



ルビーはリットの真っ直ぐな視線に少し身を引いた。



























「ルビー、君もこの2人と一緒に旅に出るんだ。」





みんなの間に沈黙が流れる。





「「はあああぁぁっ???!!!」」



ラビとルビーの声が見事にハモった。



「息ピッタリだねぇ。」



リットは涼しい顔をしてそう言った。



「じっ…冗談じゃねぇっ!!!!何で俺がこいつ等と行かなきゃならねぇんだよ??!!」

「俺だってこんな奴連れていくのはごめんだよ!!なぁ、優?!」

『………。』

「アリスは了承済みだ。」

「ふざけんな!!俺の許可無しに勝手に決めてんじゃねぇよ!!!!」

「…ルビー。これは師匠としての僕の命令だ。」



リットがピシャリとそう言い放ち、ルビーはうっ、と息を詰まらせた。



何だかんだリットの権限は強いようだ。