月から堕ちたアリス

「はいはい、みんなその辺でねぇ〜病み上がりなんだから。」



やっとリットが仲裁に入った。



「…あ、もしかして……“奇跡の魔術師”リタルダンド…??」

「あぁ、そうだよ。初めまして。君のことはアリスから聞いてるよ、ピョン吉。」

「……………。」



無言であたしを見てくるラビ。


何その疑いの眼差し??!!



『あたしじゃない!!ピョン吉なんて紹介してない!!』

「ん??これは僕のセンスだよ、ピョン吉。ナイスネーミングだろう??」

「………はぁ…。」



…いや、それ抵抗した方が良くない??


そのまま定着するよそれ??



「ところで、話はどうなった??」

『全部終わったよ。実はね――』



あたしはラビに、ラビと別れてからのあたしのこと、これから力が戻るまでは“凛月”を使うことを話した。



「そっか。」

『うん…とりあえず無事終わって良かった。』

「そうだね。じゃあ用事も終わったことだし、次からはいよいよ記憶探しに出発だな!!」

『うん!!』



あたしとラビはとりあえず一晩ここに泊めてもらうことになり、明日の朝出発することにした。