「……んー…???」


………っ!!!?
わたし、シャワー浴びるの忘れてた

わたしは、慌てて飛び起きシャワー室へと足を進める

あっ、遅れたケド美夜薇ってゆーのはわたしの旧姓
ココでもそれで生活してたからすごく懐かしい……

シャワーを浴び終わり、タオルで髪を拭きながらわたしは運ばれていた荷物を一通り見渡す

早く整理して、色んなモノを用意しなくちゃいけない

わたしは、ちゃちゃっと髪を乾かしダンボールを整理し始めた


―――1時間後


「……ふぅ。まぁ、まずはこんなもんかな」


そう言って、リビングを見渡す
シックな感じに仕上がった


「……一人じゃさすがにキツイ」


わたしは、携帯を取り出した

アドレス帳には、幼馴染みでもあり親友である璃里(リリ)しか入っていない


『もしもし……??』

「…もしもし?璃里?わたし、愉羅」

『どうしたの!!?また何かあった?!!』


璃里は、いつもわたしを心配してくれる

唯一、心を開ける人だ


「あのね……??わたし、家でしてきたの…」

『………へ??…家…出…???』

「………ぅん。駅の近くのマンションに昨日来たの」

『ぇっと………で???』


ビックリするよね………

だって、わたしが家出しちゃったんだから………


「部屋の整理を手伝ってほしいんだ…」

『分かった!!!今すぐ、そっち行く!!!!』


璃里は電話を切った

璃里が来るまでの間もわたしは、ある程度部屋を整理した