「先輩!俺と付き合ってください!」


「なんで私?」



正直めちゃくちゃ嬉しかった。


でも、素直になることが出来なかった。



「本当に大学時代から好きで、先輩追いかけてこの会社に入社したんです。


どこか冷めてて、誰も寄せ付けない冷たさとか、


でも、いつも寂しそうな目をしてる。


そんな先輩に惹かれました。


でも、年下だし、その時先輩彼氏いたみたいだし…


俺じゃ、ダメかなって


でも、彼氏いないって聞いて、

年下でも大丈夫って聞いて


俺、ようやく告白する勇気湧きました!


お願いします!


俺と付き合ってください!」


意外…

すごく嬉しい…


でもこんな私でいいのか?とも思ってしまう。



「そっか、ずーっと見られてたんだね


松本くんには嘘付けないね


あたし、いつも寂しかったのかもしれない。


でも、この性格上どうすることもできないし、


それでも、私に普通に接してくれた松本くんのこと気になってた。


あなたになら素直になれるかもね」