キンコーンカンコーン キンコーンカンコーン
「じゃあ これで終りだ」
授業が終ると誠二の周りにはいつも 女達が集まる
そんな誠二をよそ目に アタシは太一の所に向かった
誠二の視線が痛いほど感じるけど
そんなの どうでも良かった
急ぎ足で太一の所に向かう
校舎から出て 校門に向かうまで 背中にはまだ痛いほどの誠二の視線を感じた
アタシは 太一の車に乗り込みドアをバタンと閉め 誠二の視線を遮断しようとしたけど まだ視線を感じる
何も言わず太一の唇にkissをした
太一も それを受け止めて 熱いkissを返してくれる
太一はアタシの何もかもありのままを受け止めてくれる…だけど太一自信が何を思っているのか 分からない
アタシは学校から帰る女達の視線と 誠二の視線を 針が突き刺さるぐらい痛く感じた



