―愛束縛―




誰か 助けて




助けて




  キーッ


「キャア!」



「早く乗って!」


アタシはただ言われるまま 自転車の後ろ座席に乗った



誰…?





始めは ただ怖くて助けてくれた人にしがみつくだけで精一杯だった




誰…?



誰だか分からなかったけど ようやく後ろ姿で気が付いた






アタシを助けてくれたのは…





ドレッドヘアーの高崎さんだった