―愛束縛―



学校に行く間 太一に電話するけど繋がらなかった


運転手のお兄さんは アタシが声を掛けない限り 何も話さなかった



学校に着くと 運転手さんにお礼を言った





「お母さん…」



門の前で アタシのカバンを持って 突っ立っていた