目が覚めると 部屋のすりガラスの窓には 外からの明かりが消えていて 真っ暗だった 「もう夜なんだ…何時だろ」 時計を見ると8時30分 太一 心配してるだろうな? 隣りには 誠二がイビキをかきながら寝ている 喉が乾いた… アタシは冷蔵庫からジュースを取り出し 飲み干した アタシの服と携帯はどこだろう 探してみるけど 見つからない 「鈴 こっちにおいで…」 両手を広げる誠二の所に行き また眠りについた