虹色箒星

「なんていえばいいんだろ?例えばこのワインがうまいって事の感動をそのまま伝えれたらいいっつーか、このワインうまい!っていうよりもこんなにもうまいんだぜ!って言う風に、あぁ・・・何かうまくいえねぇ」

言って頭をガシガシと掻き毟る青山君に茜ちゃんがさりげなく「茜は大和の言いたい事よーく判るよ」なんて、すっかり出来上がったオヤジのセリフだが、言葉にする事の難しい不便な言葉をしっかりと聞き取っていた。

「私は・・・」

みんなの勢いに乗せられて自分が何を表現したいのか学生時代の時は考えた事なかったけど、半年以上も絵を描く事だけに没頭した今ならちゃんと言える。

「その場の、空気が伝える事が出来たらいいなって思う」