虹色箒星

暖炉のマントルピースの上に私の描いた果物の静物画を皆で眺め吟味する。
洋ナシと林檎と水差しにナイフやフォークと言った食器の静物画。
心理的にも良くない状況が絵にも表れていると今なら冷静に判断出来て苦笑。
その点に付いてはみんな口に出さないけど、評価はどれも冷静だ。

「大学時代から思ってたけど配置のバランス感覚はいいんだよな」

「いいって言うか、可もなく不可もなくって所だ。色合いがちょっと暗めだからこれぐらいで丁度良いんだけど、もうワントーン明るくなるとせこく見えるな」

「茜はぁ、洋ナシとか林檎よりも、ブドウとかイチゴの方が大好き!
 ナイフじゃなくって指輪とか、カワイイアクセで飾ってあげたい」

陰鬱とした娼婦のイメージから陽気なキャバ嬢へと大変身する事になる。