誰だろうと考えながらリビングへと戻ってくれば、そこには3人の男の人の姿。
入った瞬間三人三様の表情で振り向かれて思わずたじろぐ青山君と私。
橘さんといえば片手を上げてほろ酔い気分ご機嫌に

「やあ、そろそろ来ると思ってた」

睨めっこしてどうしたの?なんて小首傾げながら近付けば、栗色の柔らかい髪質っぽい、三人の中では一番小柄な人がいきなり橘さんに殴りかかっていた。

「お・ま・え・なっ!!
 どれだけ探したと思ってんだ?!」

殴られるかと思うも首元をつかまれ、前後にガクガクと揺さぶられる本人は「あー」と「うー」としか答えることが出来ない。