「後でお茶持って行くからね。」 と言う母の言葉を聞いてから、階段を昇り2階にある私の部屋に向かった。 ハジメくんを部屋に入れるのは、ちょっとためらう。 夜、虐待が行われてる現場だし、それのせいで壊れてるものとかもあったりするから… 本当はあまり入れたくは無い。 まぁ…ハジメくんは事情を知ってるから、大丈夫なんだけど。 〈ガチャッ〉 「適当に座ってください。」 「あぁ、」 「で、用事って何があっんですか?」 「あ、そうだった。これ…」