…治療も終わり、あまり気は進まなかったが全部を話した。



ハジメくんは始終どうすれば良いか考えていたようで、ずっと険しい表情してた。



「お前…これからどうするんだよ。」



「帰る。」



午前2時を回っていたので、もう帰れる。



「じゃあ今日の夜からどうすんだよ。」



「さぁ?でも学校もあるし、帰らないわけにはいかないです。優しいときの父と母に心配させちゃいますから。」



それだけは絶対に嫌なんだ。



「そ…か」



「はい。じゃ帰ります。」


「あ、待て、送るから…」


そうして私はハジメくんと一緒に警察署を出た。