「煙草がないと無理〜」

にへら、と笑って言うユキ。

「だめだよっ見つかったら退学だよっ!」

そうやってもめあっているうちに・・

「なにやってんの。」


まさか。


そんなはずない。


逆光でよく見えないが

確かにそこには制服姿の男がたっていた。


「テツヤ?」

ユキは、無意識のうちにそう言っていた。