ハナの話したないようは、だいたいこんな感じだった。


テツヤは、ユキと喧嘩したとき、ユキに胸はって一緒に暮らそうと言う勇気のない自分に絶望して、こんな自分はだめだと思ったらしい。
だから、もう一度出なおすという意味で距離をおこうと言ったつもりだったけど、ユキが勘違いしてしまったから、せめてもとメールを送ったのだった。
しかし、返事がなかったので不安になった。
リュウタから、
もう諦めたら?
と何回か言われたらしいけど、
オレはユキを愛していなければ生きる意味なんてないって、言ったそう。
そして、正月、ユキからメールが来たのにうかれて次々とバイトをいれたらしい。
メールの返事は、返したかったけど、中途半端な事はしないようにしたくて、返さなかったらしい……‥