切ねぇよ

「おはよーございますっ」

「あけおめーぃ」

「ってまだ4時半じゃんっ」

「はや〜っ。初日の出とか見る?」

「いいかもぉっ!みく、出よう!」

みくの住んでるところはマンションで、いつもならこんな時間に外にでると空気がしなやかで、薄暗く外灯が光ってる。
だけど、今日は初詣に行こうとしている人や、花火をしている人で騒がしかった。

「さみぃね〜、ユキ、マフラー、はい。」

「ありがと♪‥あっ」

向こうの空から、真っ赤な真っ赤な太陽が顔をだす。
「すごい…」

まわりにいた人たちも、みんな太陽に見とれている。なかには太陽に向かって手を合わせている人もいた。
ユキ達もそれを真似て手を合わせてみる。

ユキにとって、願うことはただひとつ。

テツヤと結婚したい!
いやいや、はやすぎ?
じゃぁ、はやくテツヤが迎えにきてくれますよーに。