「バッカじゃないの」
12月26日。
ユキは布団に潜りながらそのメールを見た。

ことばとは裏腹に、涙が頬をつたう。
好きだから、こんなに泣ける。
テツヤのことで何回も何回も涙ながした。

「テツヤッ」

やっぱり寂しいよ。
枕元にプレゼントなんてさすがになかったけど、このメール、サンタさんがくれたのかな?なんて思ってしまう。
バカじゃん、
バカなのは、私の方。