幼なじみのキス




「ばーーか。お前が俺に仕返しなんて100年早い。」


そう言って健はキッチンに入っていく。


きぃぃぃーーー!!!

ムカつくーーーー!!!




あたしが1人で脹れていると、健がキッチンから戻ってきた。


その手にはコーラが握られてる。



「お、ブタが脹れてる!」


「なっ!!誰がブタよぉぉ!!!」


「お前しかいないだろ。」


そう言って健はあたしの隣に座る。


そして、コーラを飲みながら笑っていた。



その横顔もかっこいい・・・。



本当に憎たらしいな。



そんな事を思ってると、健が話しかけてきた。



「ねぇー、それなに?」

健はあたしの持ってるアップルティーを指差した。



「・・・教えてあげないもん。」


あたしはまだ脹れていた。



「自分で確かめるからいいもーん。」


「え?」


健の方を向いたときにはあたしの手の中からアップルティーが消えてた。




健を見るとあたしのアップルティーを飲んでる。