「まあまあ、まな何か用事だったんじゃないの?」

なんとも気が利く美青年、
この澱んだ空気を綺麗にしてくれた。

「あ〜そうだった、花、靴もってない?」


まなさん、普通の人が持ってると思いますか?

ありえな「あークロックスなら、男もんだけど」



な、なんと!

その小さなショルダーバッグの中にクロックスが?!


「花、それこの馬鹿に貸してやって?」

「あ、いいよ。」

「本当に良いんですか?」

花田君を見上げながら聞く。
もう感激の余り涙が溢れそうになる。


「あーあー花みたらダメ!!」

とっさにあたし達の間に割いて入って来たまなにビックリする。