「鏡よ鏡、この国で1番美しいのは誰だい?」




「はい、それは女王様。あなたの美しさは夜空の星の瞬きを集めても、貴重な宝石達でも適わなぬほどです。」



「ふふ、よろしい。同じ言葉を二度は吐かぬようにな。」





女王様は黒いドレスを翻して鏡の部屋から出て行った




「女王様、確かにあなたは美しい。他に並ぶものがないほどに。しかし……」




バタンッ




「何かお言いかい?」



「……いえ何もν」