どうせ言ったところで無理な気がするし…

私がぼ~っとしていると

『菜緒!!なにぼ~っとしてるの?』

『あっ!!里沙~いやいや…何も…』

これは親友の里沙。

『あっ!どうせまた告白するかどうかで悩んでたんでしょ~?』

里沙は私が2つ下の男の子。光馬<コウマ>君を好きな事を知っている唯一の子

『だってどうせ無理だょ~…』

『え~っ?私は光馬君は菜緒の事好きだと思うけどなぁ~』

『ないない!!!絶対に!』

私はため息混じりに否定した。