旦那様は社長


遊ばれた。

また社長の罠にハマってしまった。


いつも男を振り回すのはあたしのはずなのに。


悔しさと恥ずかしさから身体の力が抜けて、その場にヘナヘナと座り込んだ。


結局いつも社長のいいようにされて。


「あたし、バカみたい」

「ん?アホだろ」

「……」

「お、言い返してこねー」


言い返す気力を完全に失ってしまったんだ。

ショックで。


「……悪かったよ、光姫。調子にのりすぎた」


肩を落としたあたしの身体に社長の腕が回された。