旦那様は社長


会食後は専用車に乗り込み、社長と共に会社に戻る。


ここまではいつも通りだったのに……。


会社のビルに入ると、すぐに受付の女の子が来客があったことを教えてくれた。


そしてその人物の正体は不明で、社長室で待っているということも。


社長にそのことを告げると、何か思い当たる節があるのか、足早にフロアを後にした。


その正体とは、滅多にお目にかかれない人物で。


「会長!!」


社長が急いで駆け寄る。


会長は社長の祖父に当たる方で、この会社の創立者でもある偉い方だった。


そしてあたしの運命を、たった1日で変えてしまった人物でもある。