「お前、一週間も会社休んだ分仕事溜まってんぞ?月曜から大変だな」


信じられない言葉に目を見開いた。


「え?あたし、辞めたはずじゃ……」


手紙の横に、確かに退職願を置いておいたはず。


「オレが辞めさせるわけないだろう?お前は今、有給休暇中だ」


「はッ!?何でよ!!」


「お前、オレに別の女秘書がついて平気なわけ?お前の知らないとこで、あんなコトもこんなコトもできるぞ」


「そんなのイヤッ!!」


想像しただけで鳥肌が立ってしまう。


「そうか、そんなにオレが好きか」

「……」

「心配しなくてももうオレ、お前の身体にしかこうならないから」


そう言って社長はあたしの手をソレに導く。


「ちょっと!?」

「な?スゴイだろ?」


「あ、あ、あんた、……ホントに大バカ!!」