旦那様は社長


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マンションに着いて、リビングの電気をつけたあたしは、そのままソファーに倒れ込む。


帰りのタクシーの中で色んなことを考えた。


どうすることがお互いにとって一番いいのかを。


そしてあたしが行き着いた答えは、『全てを社長に委ねる』ということ。


ここから先は、好きだとか愛してるとかそんな感情じゃなく。


有栖川の頂点に立つ者として、正しい判断を社長はしなければならない。


だからあたしはその背中を押して上げる義務がある。


社長が、選択を誤ってしまわないように……。