※※※ マンションに着いて、リビングの電気をつけたあたしは、そのままソファーに倒れ込む。 帰りのタクシーの中で色んなことを考えた。 どうすることがお互いにとって一番いいのかを。 そしてあたしが行き着いた答えは、『全てを社長に委ねる』ということ。 ここから先は、好きだとか愛してるとかそんな感情じゃなく。 有栖川の頂点に立つ者として、正しい判断を社長はしなければならない。 だからあたしはその背中を押して上げる義務がある。 社長が、選択を誤ってしまわないように……。