旦那様は社長


「あたしと悠河ね、大学時代に付き合っていたの」


「それは聞いてます」


「……そう。でも、あたしたちの間にある秘密は聞いていないんじゃない?」


“秘密”

それが笑って流せるレベルの内容じゃないことは、なんとなく予感していた。


だけどそれを、彼女の言葉が決定的にした。


「あたしと悠河にはね、子供がいるの」


「……え」


それは、心臓が止まるかと思うくらいの衝撃だった。