旦那様は社長


「うん。変わりはないようだな」


……何がだよ。


社長のこんなセクハラにはもう慣れてしまい、今更何をされてももう驚かない。


「浮気印はついてないな」


満面の笑みを見せながら社長があたしにキスをする。


目を閉じそうになったその瞬間、昼間の光景が頭をよぎって。


「……ッ!!や、止めて!!」


社長の身体を思い切り突き飛ばした。


「どうした?」

「どうした?じゃないわよ」


あたしが何も知らないからって。


今日会った女にも、そうやって同じ事したんじゃないの?