旦那様は社長


「光姫、いないのか?」


ここは社長のマンション。

帰ってくるのは当たり前のこと。


だけど今日のあの光景を見てしまったら、そのまま彼女たちのところから帰って来ないかもしれない……。


そんな風に思った。


パチッという音がして、突然周りが明るくなる。


「うおッ!?なんだお前、いるなら電気くらいつけろ!!ビビらせんじゃねーよ!!」


電気……?


「あぁ……、だから暗かったんだ」

「はぁ?」


良かった……。

目の前が真っ暗になったのは、心のせいだけじゃないんだ。