全ての真相を知らされた時、あたしはもう、あなたを好きになりすぎてしまっていたの。
現実を受け止められるだけの余裕がなかった。
結局あたしは……逃げただけ。
苦しんでいたのはきっと、あなたも同じはずなのに……。
偽りだらけの結婚生活だったけれど、あなたがたった一度だけ言ってくれた言葉は、あなたの真実(ホンネ)だって信じてる。
そして、返したあたしの言葉もまた、心からの気持ち。
「ねぇ、どこ行くの?」
「オレの秘密の場所」
「ふーん」
あなたの言葉を今もずっと信じて。
あの秘密の場所で、今も待ってるよ。
だからお願い。
早くあたしを迎えにきて?
いつもみたいに、あの意地悪な笑顔が見たい。
そして強く……抱きしめて……。
今度こそ……。

