車の中の社長は一言も発することなく、社長のお気に入りと思われる洋楽だけが響いている。 社長の横顔をチラッと覗き見た時、とても真剣な面持ちだったから、今は話しかけるべきじゃないと思った。 今思えば、この時考えていたのはきっと……。 もっと早くに気づいていれば…… 自分を傷つけずに済んだのかもしれない。