しばらく黙り込んでいた社長が、静かに口を開いた。 「お前はずっと、オレと一定の距離を保ってるもんな」 「……え?」 「お前はいつだって、オレと上司としてしか接しない」 「どういう意味?」 「一度もオレ、お前に名前で呼ばれたことない」 そう言えば、確かにその通り。