「何か言えよ」 蔑むような目で見つめる社長を初めて怖いと感じた。 ドクンと心臓が大きく脈打つ。 「何で黙ってんだ」 こんな社長、あたし知らない。 「これは……帰りに送ってもらう時、車の中で突然……つけられたものだから」 それ以外のことは、今の社長にはとても言えない。