旦那様は社長


「別に気にしてない。興味ないもの、あなたがどこで誰と何してようが」


いい加減ボロが出てしまいそうで、このまま部屋に戻ろうとしたのに。


「キャッ」


左腕を社長に掴まれ、そのまま引っ張られた。


勢いよく社長の胸に倒れこむと、グッと身体を起こされる。


「離してッ!もう部屋に戻るんだから!」


それでも社長はあたしの肩を持ったまま、視線をある一点に集中させて動かない。


「何……?」