旦那様は社長


「ほんとごめんね。ちょっと仕事で色々あって落ち込んでたの」


仕事が理由じゃないけれど、落ち込んでるのは確か。

嘘は言っていない。


まさかその理由が、社長にあんなことやこんなことをされて……

イヤなはずなのに、待ってる自分がいるんです!

なんて言えない。


「社長とうまくいってないの?」

「え!?」

「社長秘書だろ?社長と何かあったんじゃないの?」


なんだ、そういうことか。

社長との結婚がバレてるのかと思って
一瞬ヒヤッとした。


「まあ、そんなとこ」

「そっか。社長専属だと何かと大変だよな。責任重いし」

「……うん」


仕事は平気なんだけど私生活がね……

大変なんだよね……。