「B子、今日はもう帰りなよ」 わたしは言った。 「え、でも……」 「C美を泣かせてるのは、B子だよ?」 わたしは言う。 「わたしも帰るよ。Dちゃん、後はよろしくね。じゃあ行こ、B子」 わたしはそう言って、B子と共にC美の家を出た。 「わたしが……悪かったのかなぁ?」 帰り道、B子がわたしに言う。 「悪かった、というより反則」 「……」 「ま、C美の彼氏を奪ってまで付き合うんだから、幸せになんなよ」 「そんな……奪ったなんて」 ・