Aくんと他愛のない話をしている笑顔のB子からC美は受話器を取った。 「Aくん、B子の気持ちを聞いて……わたしとはどうするつもり?」 C美の声が震えている。 「そう……ううんいいの。気にしないで?やっぱり……好きな人と付き合いたいよね」 B子の様子をわたしとDちゃんは見た。 さっきAくんと話をして笑っていたB子は、手で顔を覆って泣いていた。 ・