少し考えて、C美はB子に言った。 「……B子は、どうしたい?」 B子は答える。 「わたし……Aくんに告白する」 「B子、止めなって」 なおも止めるわたしを見て、B子は言った。 「わたし、告白する。告白してきっぱり振られたら……ちゃんと諦められるから」 そう言って、B子はAくんに電話をかけた。 「ずっと好きだったの。わたしと付き合って?」 わたしたちが息を飲んで見守る中、B子はAくんに告白した。 「本当!?」 受話器から溢れる、Aくんの喜びの声。 ・