『手を出せない』高嶺の花を眺めながら、オトコノコはどうすると思う？
そう、手ごろな花を摘もうとするものだ。
ノリコとは全く違うわたし。
１５２センチ、４４キロ。
美しい外見は持っておらず、小回りがきくちっぽけな体と度胸、笑ってごまかすための笑顔だけが武器だ。
「親しみやすい」そんな理由でよく手折られそうになったものだ……失礼な。
いい？
男性の言うところの『好きな女性のタイプ』。
あれは全くアテにはならない。
いくらメンクイのオトコノコでも、『親しみ易さ』が勝つ場合もある。
近付き、懐に忍び込み、惚れさせる。
『好みのタイプ』なんていくらでも覆せるものだと覚えておこう。
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