わたしたちのシンボル、姫のノリコ。
彼女はそこにいるだけで華があった。
一緒にいるわたしたちまで目立ってしまう。
「ねえ、ノリコちゃんって彼氏いるの?」
ノリコ目当てで近付いて来るオトコノコは数知れず。
ノリコみたいな美人にも躊躇なく近寄ろうとするオトコノコは当然イケメンが多い。
「どうだと思う?知りたいならわたしのガードの中に入って来て。ノリコの話、たくさん聞かせてあげる」
わたしのガードの中にオトコノコがノコノコ入って来たら最後。
わたしの役割は『特攻』攻撃を得意とする。
油断しきっているオトコノコに爆弾のひとつやふたつ落とすのなんて朝飯前だ。
イケメンゲット。
こんなオイシイ思いもいっぱいした。
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