勘違いは続くよどこまでも。 野を超え山を超え谷まで超える。 そしてどっかに行ってくれ。 そう思い、途中で読むのをやめた。 「返事、くれないの?」 しばらくしてそう言ってきた相手に、 「最後まで読んでない」 そう答えた。 その夜、勘違いくんは階段から落ちて入院した。 お見舞いになんか行かなかった。 そして、勘違いくんからまた手紙が来た。 今度は郵送だった。 ・