「どういうことだよ!」 奴が反論しても、アナタはただ涙を流して俯いているだけでいい。 だって『わからない』んだから。 奴が力尽きるまでそれを繰り返す。 『自分が悪い』 奴はそう思ってはいない。 だから必死でもがいてくる。 伸ばした手を掴んだらいけない。 こちらも濁流に飲み込まれ、溺死する。 『その伸ばした手は何?それすらもわからないほど、わたしは疲れてしまった』 そう演じながら、奴を黙って見ていればいい。 ・