桜、ふわふわ 2nd season

「なに?」

《電話を切る時、あの名前で呼んで? 昔みたいに。そしたらきっと安心して眠れるから……》

「……」

またしばらくお互いに黙り込む。

「わかった。じゃ、そろそろ切るな」

《うん》

「……おやすみ。サクラ」


昼間、太陽の下で輝く無垢な薄ピンクの花びらも。

闇夜に浮かぶ妖艶な薄紫色も……。

どちらも魅力的でオレの心を惑わせる。


もしも……こんな薄汚れたオレの内面を知ったら、

17歳のあの子は泣くかな?