嘘だ……！
嘘だよ……………！
なんで……

だって………あの時だって…………
私を選んでくれた。

でも……さっき………確かに……
えみちゃんとキス…………してた。

「ｸｯ…私………
ど…ぅしたら…いいのよぉ―…」

もう…信じられないかも……優也のこと。

「ナギ！！」

「真ちゃん！？…………………優也

なんで私がここにいるのがわかったの…？

……なんで優也が
ここにいるのよ…。
えみちゃんと一緒にいればいいじゃない……浮気者……！」

「な、ナギ…。

勘…もだけど……………コイツが……優也がここだって言い張るから……。」

「………そっか。」

目から涙が溢れて……止まらない……。

「……泣くなよ。
」

「…泣いてない。」

「じゃあ、その可愛い目から流れている綺麗な水は汗か？」

「え…？あれ…やだぁ…なんで…？…ｸﾞｽ…」

「泣いていいよ…。
ほら、おいで…？」
ｷﾞｭｳ

「うわぁーん…どうして…どうして…」

「辛かっただろ…？」

…私はいつも真ちゃんに甘えてばっかりいる…。昔からそうだ…。
悲しい時…辛い時いつも真ちゃんは私の隣にいてくれた……。