私の秘密の旦那様

「よろしくね、ナギ!」

「う…うん、
…改めてよろしく」

「ねぇ、
渚ちゃんと真一君
なんでそんなに仲がいいの?」

「“真ちゃん”と“ナギ”
って呼び合うから相当仲良いよね?」

「え―…と、あ―…と…その…つまり…」

どうしよう…
優也も何気に見てるし…もしかして聞いてる?

「元カレ、元カノ同士!

それも
今のナギの気持ちは

まだ知らないけど別れたときは
まだ両思いだったから
多分やり直す!
だから男子共、ナギに手を出したら…

ただじゃおかない。

…さっそく日本海に沈めるよ?」

「し、真ちゃん!」

これ以上やめて―!



…言えないんだよね。もし…私と直也の関係が
バレたら困るし…仕方ない、
今はそうしとこう!