─暴走族のお姫さま─




歩き始めて
20分くらいがたち
あたしね家まで
あと5分くらいだった。



その時。



見知らぬ男の人が
3人くらい歩いてきた。



なんとなく
怖いと思ったあたしは
顔を背け男の人とは
反対の左歩道を歩いた。



でもそんなの
まったく
意味がないみたいで…



「1人〜?」



とお決まりのセリフで
話しかけられた。